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アコースティックデュオ 練Neriのギター、eM Guitar Schoolの講師 遠藤まさみのブログです。
なんとなくブラジル風なコード

このコード、一見マイナーセブンコードに空目しますが
4弦の5度にあたる音が半音上にありますね
この場合5度は1弦にあるので6度を半音下げてBm7(b6)
実際の使用はほとんどGM7(9)の3度ベースかEm7(9,11)の5度ベース
Em7(9,11)/Bのときは6弦開放がルートに成り得ますが
GM7(9)/Bの場合ベースの人にGを弾いてもらうと
ブラジルの風が吹きます。
行ったことはありませんが
posted by 遠藤まさみ | 22:28 | - | comments(4) | trackbacks(0) |
メロディックマイナーの4度堆積コード
以前のエントリに載せたこのメロディックマイナーの4度堆積コードの
ダイヤグラム



このうち青いブロックと黄色いブロックに
トップノートを一音づつ足します



これは4度堆積コードに3度(減4度)のトップノートで蓋をしたって感じですね
トニーニョ・オルタの演奏に頻出します
青ブロックから黄ブロックへアルペジオっぽく弾く感じです
青ブロックは表記がB7(#9,b13)/Ebとなっていたりしますが
正体はこれです

押え方は青ブロックが


黄ブロックが

というふうに青から黄への流れになります。

音名では2つのコードでCメロディックマイナーのスケール音すべて
C,D,Eb,F,G,A,B が確認できます

この使用法ではフレージングは右手次第ですね

このCメロディックマイナーの4度堆積コードから次はどこに
行きましょうか
良くあるのがEM7とかEm7(オルタード系)
BbM7(リディアンb7th)
GM7(サブドミナントマイナー)
CM7(トニックマイナーからトニックメジャー)
等は一般的で、他にも考えられますね
posted by 遠藤まさみ | 21:24 | - | comments(1) | trackbacks(0) |
メロディックマイナー
以前のエントリでメロディーが上手く機能すれば
スケールに囚われないで良いと書きましたが
さまざまなスケールにはそれぞれの情感というものがある
のも事実
ある時期、ブラジルの音楽でMPBと呼ばれるジャンルの
ミルトン・ナシメントやトニーニョ・オルタ等を聞いていて
ある種の情感がどこから来るものなのか探っていた時
気がついたことの一つがメロディック・マイナーの使用法でした
たまに出現してハッとさせられるダイアトニックなコード
CmM9とかEbM7(#5)だとか
スケールから自由に切り出したメロディー的に弾くコード
もちろん実際にはメロディックマイナーだけではなく
基本的にはメジャースケール、そこにメロディックマイナー
ハーモニックマイナー、ハーモニックメジャーなんかが
入れ替わり立ち代りで音楽を織り成していくと
そんなイメージです
スケール自体の情感が変化していく流れが
機能和声の進行感と同居していたりいなかったり
メロディックマイナーの構造は
ド、レ、ミb、ファ、ソ、ラ、シ
なので、メジャースケールの3度がフラットしているだけですね
ドリアンから見ればb7thがM7thになっている
次回は具体例を出してみたいと思います







posted by 遠藤まさみ | 17:58 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
m7(b5)の処理
ハーフディミニッシュとも呼ばれるコード
メジャースケール上のダイアトニックコード群では
7番めに位置しています
トニックとして使われることはめったに無く
トニックマイナーへのm7(b5)→7(b9)→mにおけるm7(b5)
トニックメジャーの代理コード#m7(b5)
サブドミナントの代理コード #m7(b5)
などで使用されることが多いです
既存の楽曲でm7(b5)が出てきた時の処理の仕方には
ミュージシャンの個性が出やすいと思います
素直にm7(b5)を弾いたほうがいい場合もありますが
例えばEm7(b5)→A7(b9)→Dm という進行があった場合
調性感があまりにクッキリしすぎで眩しい場合
1、Em9(11)→A7(b13)→Dm9とか
2、E7(#9)→Eb7(9)→Dm9
とb5を変化させるまたは抜いてしまうもの

3、Em7(b5,9,11)→A7(#9,b13)→Dm9(11)
と元のb5は含むものの調性感がやんわりにじむもの
フレットボード上では

で、これはGメロディックマイナーのダイアトニックコード
の6番目のコードがEm7(b5)であることを利用して
交換しているのです
Fメジャースケールのダイアトニックの7番目、Em7(b5)の9th
はb9thとなりますが、Gメロディックマイナーのm、Em7(b5)は
テンションとして9thが持てます。そして11thも足しちゃうと
m3rdはomitしています
そしてA7の部分はA7にとってオルタードになる
Bbメロディックマイナーの3番目のコードDbM7(#5)に#11thが足され
それがA7(#9,b13)の3度ベースであると
モード目線で見るとGメロディックマイナー→Bbメロディックマイナー
→Dエオリアンという流れになります
とてもややこしいようですが、
聴いてみると、あるねこれって感じる方も多いと思います




posted by 遠藤まさみ | 23:45 | - | comments(2) | trackbacks(0) |
長3和音エフェクト
ひとつの音を鳴らしたとき
同時に倍音が鳴っていて、その
第3倍音と第5倍音に、基音に
対する5度、3度があります
基音がドなら、ド、ミ、ソが
1つの音を出せば同時に鳴っています
そして純正律の長3和音は綺麗になじむあまり
単音に聞こえることもあると。
じゃあ、純正律ではなく平均律だけど
長3和音を単音として扱ってみたら
どうかな、ということで
例えば、ギターソロの途中、
あるフレーズを全部長3和音で弾いてみる
3音のうちトップノートに
メロディーを担当させてあとの音は
エフェクトとなります。調性的に合わなくて良い
下から5,1,3の長3和音で構成して
トップノートでメロディーを弾くとかで
ちょっとしたアクセントになりそうです
posted by 遠藤まさみ | 23:16 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
分数コード
分数コードにはいくつかの種類があります

1、構成音のうちルート以外が最低音となるもの
いわゆる転回形です

2、分子のコード(トライアド)
が分母に対するテンションであり分母もコード
アッパーストラクチャートライアドなどと呼ばれる

3、あるモードからトライアドを抜き出し
同一モード内のベース音を加えたもの

4、分母と分子の調性が違うもの、または調性から
切り離して考えられるもの

1、の転回形はC/E(3rdBass)
A/G(7thBass)等、なじみのある形ですが
以前書いたように転回形のコードは
構成音こそ同じですが、響きはかなり違います
大概ベースラインとの兼ね合いで出現するコードです

2、複雑なテンションのコードの表記が
簡略化できてしまったというもの
例えばA△/G7はG7という
ドミナントセブンスコード(ロウワーストラクチャー)に
対して9th #11 13thを付加した形でテンションが
Aのメジャートライアド(アッパーストラクチャー)
を形成している
アッパーストラクチャーでコード付けするための
決まりとしては、ロウワーストラクチャーと
一致しないこと、ロウワーに対するテンションを
少なくともひとつは含んでいること、
調性上アヴォイド・ノートを含まないこと
設定したスケール上のトライアドを使用すること

3、まずモードを設定してその内のメジャートライアド
をピックアップしてベース音と合わせ4声の
コードとする
この場合、2つ以上のコードを使って設定した
モードを提示できるようにするのが良い
例、トニックGM9に向かうドミナントの部分で

のようにEbメロディックマイナーから抜き出した
コードで構成する。するとサウンドは結果的に
Dのオルタードからの抜粋になります
通常の表記ではAb/Bb→Bb/Ab→GM9ですが
意味合いは違います

拡張して考えるとクロマチックスケール(12音)を使い
たとえば単音Gの上にG#△、A△、A#△、B△、C△ 〜と
12個のメジャートライアドを乗せることができ
ファ#を含むコードもありますが
これらをドミナントとして使用することも
可能だと考えます




posted by 遠藤まさみ | 16:25 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
3度圏
5度圏(単音)を更に3度で細分すると

このような図になります。



3度圏などという呼び名は実際には

使われてはいないと思いますが

とりあえずそう呼んでみることにします

完全5度は長3度1つと短3度1つに分割できるので

基点Cから初めて、最初が長3度なら次は短3度

次が長3度、と交互に続いて、12音がそれぞれ

一回づつ重複して24回目に一周となり

右に1つづつ音を拾い縦に重ねると3度重ねの

和音になります

4つ音を拾うとド、ミ、ソ、シでCM7

5つでCM7(9)、6つでCM7(9,#11)

7つでCM7(9,#11,13)=D/CM7

7つということは、それで一つの音階(ヘプタトニック)

を形成します

CからだとCのリディアン、EからだとEのドリアン、

GからだとGのリディアンのようにリディアンと

ドリアンの繰り返しになります。

最初のステップが長3度ならリディアン、

短3度ならドリアンですね

このように3度圏は実際、リディアンとドリアンの

世界だと言えなくもないんじゃないでしょうか



posted by 遠藤まさみ | 22:08 | - | comments(2) | trackbacks(0) |
Pentatonic Pairs

この図は最初のエントリーに載せてありますが
ふたつのペンタトニックを結合して1つのスケールとして
考えるというものです。
図の例では、CメジャーペンタとBメジャーペンタでの
トニックグループ。この場合、赤色のCメジャーペンタをプライマリ
青色のBメジャーペンタをセカンダリと考えます。
プライマリ、セカンダリあわせてトータル10音のスケールと
なり、クロマチック12音からファとシbを除いたものですね
このスケールでメロディーを構成する場合、赤青赤青と1音ずつ
交互に構成するのがもっともスムーズになりメロディー強度もあるんじゃ
ないかと思います
クロマチックなメロディーの中に基音から見て完全4度と短7度が無いの
がキモですね
ドミナントグループも考え方は同じです
GメジャーペンタとDbメジャーペンタをあわせての10音スケール
で、key of CでのG7上で使用可能なスケール、Gオルタード
Gリディアンb7th、Gコンディミ、Gミクソリディアン
Gホールトーンなどほとんどすべてを含みます。
逆に言えばメロディーが上手く機能すれば
スケールとかにとらわれなくて良いんですよね




posted by 遠藤まさみ | 21:21 | - | comments(0) | trackbacks(0) |
音と骨
もうだいぶ前のテレビ番組で、狂言師、野村萬斎氏の
発声がどのように空気中を伝わって響くのかを、
マイクで集音してそれを映像化して見せるというのを見ました。
口とか頭部から声が出るのは当然ですが、そのとき
足からも声が出ているのをマイクが捉えていたんです
これは、喉からの発声が背骨を通って足の骨が
共鳴しているのだと思いました
それならギターを持って演奏している時も当然、
弦とかボディーの振動は指の骨を伝って体をめぐり、
楽器と身体の両方の音が同時に聴こえていると。
弾く人によって楽器の音は変わりますが、
それはピッキング、運指など技術的なことももちろんあるけど、
もって生まれた骨格的な部分も大きいんじゃないかと思います。
もちろん良い悪いは無いですが
そして、筋肉の使い方が音の伝導にかなり影響を
与えているのではと予想しています
キレイなヌケる音を出している人の演奏フォームには、
余分な力が入っていないように見えることが多いからです
これは、実際なかなか出来ないことで、脱力する部分としない部分、
どうやったらもっといい音が出せるかという試行錯誤が必要だな
と思っています


posted by 遠藤まさみ | 12:09 | - | comments(4) | trackbacks(0) |
4度堆積とペンタトニック
ある2つの音が同時に鳴るとき、どちらかの
音をトニックと捉える(感じる)ことができます
例えばド、ソが同時に鳴るときこの音程は5度で
トニックはドに聞こえます
ド、ファが鳴るときこの音程は4度であり
トニックはファに聞こえる
これらは差音という結合音が一方の音を
強調するためと言われており
詳しくは音程根音とかインターバルトニック
などで調べると出典等わかると思います
4度の音程で、これを例えば下からレ、ソ、ド、ファ、シb
と4回重ねた場合よくある4度堆積の和音ですが
このとき最初のレ、ソではソがトニック、
ソ、ドではドがトニック、ド、ファではファがトニック
と階段を上るようにトニックが上へ移動して行き
最高音のシbが最終的なルートとなり
そしてそれらを並び変えるとBbメジャーペンタトニック
になります
5声の4度堆積の和音はメジャーペンタを一度に鳴らして
いるということですね
そしてそのルートはトップノートにあると。
posted by 遠藤まさみ | 14:05 | - | comments(0) | trackbacks(0) |